紙の海にぞ溺るる

或は、分け入つても分け入つても本の山

2018-11-08から1日間の記事一覧

海野十三『少年探偵長』

たまには読んだ本についても書いておかないと、買ったらハイおしまいで死蔵させてばかりという印象を与えかねないので、ちょっと書いておく。 海野十三は、周知のとおり日本のSF小説の祖と見なされている作家である。厳密にはもちろん、海野以前にSFらしきも…