紙の海にぞ溺るる

或は、分け入つても分け入つても本の山

2018-01-01から1年間の記事一覧

古書展の書き方

古書即売会*1には、だいたい月イチで通っている。実際、神保町の古書会館ではほぼ毎週開催されているのだが、私が必ず足を運ぶのはシュミテンとマドテンの2つだけだ。近代文学の蒐集をやるにはこの2展がおすすめ、と初めて聞いたのがどこだったか、いまとな…

若き蒐集家、記録をつけ始める

いちおう古本の蒐集家である。「いちおう」というのは、本格的な蒐集を志しだしてから2年ばかりしか数えていないことによる謙遜だ。 「古本を買うのが好きなんです」と言ったときに、「じゃあブックオフとかよくいくの?」と返答が来ればその相手は古本者で…