紙の海にぞ溺るる

或は、分け入つても分け入つても本の山

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

古本蒐集の始まり

GWはあまり本を買えそうにないので、筆の向くままに思い出を書いてみたい。若い蒐集家の記録として、集めだしは語るべき大切なポイントであろうが、なにしろ記憶が曖昧なので、一切の価値が期待できないことをここに断言しておく。 * * * * 初版本蒐集家…

近場をパトロール

三鷹駅近くに「輪転舎」がオープンしたのは先月末のことであった。さすがに中央線は古本屋が多く、またその固定ファンも多く生息している地域であるから、開店当日は書痴の面々でごった返したという話をブログやツイッター上で見た。 元はササマで働いていた…

悩み悩んで

春とは思えぬ凍てつきを見せている東京だが、桜は辛うじてその花弁を支えているようだ。葉桜まじりになりながらも、三段染めみたような輝く色彩は、満開のそれとはまた違った見どころがあるように思う。 なんて風流人ぶってみたが、実のところ朝からの寒さに…