紙の海にぞ溺るる

或は、分け入つても分け入つても本の山

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

雪を避けつつ

夕方から雪の予報が見え隠れしており、となれば不要不急の外出は避けるというのが、凍結に不慣れな関東人にとっては賢明な判断であろう。しかしながら私こと下等遊民は、この頃の引きこもり生活にやうやう嫌気がさしつつあったので、ちょっと近文に出掛けて…

欠席の口上

近代文学を蒐集している書痴にとって、今日のシュミテンが実質的な新年の幕開けだったのではないか。12月のマドテンから1ヶ月しか開いていないわけだけれども、年末年始はごたごたするものだから、何となく体感として久方ぶりの古書展という感じがする。 し…

寒波の彷徨

このところ一切の意欲が減退しているから、休日であっても無目的的に街を徘徊するばかりで、非生産的であることこの上ない。そも満足な休みをとれていないということもあるが、爆買いで知られる(?)私が年明けからこの日まで本を買わなかったくらいなのだ…

量の年から質の年へ

下等遊民たる私にも、他の方と同様に新年が来た。といって暦とは一切関係を断った生活をしているため、感慨らしい感慨はないのだが、まあ区切れでもあるしと2018年で買った本のリストを整理している。 昨年の7月に、「上半期の5冊」と題して特に優れた収穫を…