紙の海にぞ溺るる

或は、分け入つても分け入つても本の山

シュミテン

書誌を拾う

休みを取らずとも仕事の合間に行けると気づいて久しい古書展初日だが、やはり2週続けてとなると体力的に厳しいものがある。日差しの強い中でならぶのも身に応えたし、特に今日など目の調子が悪く、見開いて棚を見てゆくのが大変に辛かった。 だからというと…

梅雨の戻り

梅雨入りした実感もないまま梅雨明け宣言が出されて久しいが、東京は雨が続くようになった。35度とかいう狂った気温でないだけずいぶんマシではあるものの、古書展へ赴く身としては水濡れは絶対に避けなくてはいけないので心中穏やかでない。 で、雨だから人…

粘り一戦

少し早めに神保町入りしたシュミテンであったが、9時前の段階ですでに15人は並んでいた。先輩方もいらしたのを幸いに、閑談しつつ開場を待つ。夏日の予報であったがこのくらいならまだ陽気としてはちょうどよいくらいか。 10時ジャストにオープンするやフソ…

雨の復帰戦

春めいた気候となり花粉も吹き荒れ出したかと思いきや、一転して寒の戻りが訪れた一日であった。久々に朝イチでシュミテンに並ぶことにしたのだが、折悪しく東京は雨模様。並ぶのは6月以来だろうか。無沙汰で気合が入ったわけでもないが、8:40くらいに到着す…

凪のシュミテン

興味がなくなったかというと全くそうでもないのだが、ともかく古書展の初日に朝から列に加わろうという気概は、ここ半年くらいで完全に消え失せてしまった。ならばせめて初日の午後からでも足を運べばよさそうなものを、どうにも興が乗らずに2日目も昼頃にな…

なまくら刀

随分と久々にシュミテンへ足を運んだ。記憶では9月と5月は開催がなく。7月は行かなかったから、3月いらいとあってはなんと8か月ぶりのシュミテンである。といっても2日目の参戦であったから正直言うと大して買う心づもりはなかったが、豈図らんや、良品がま…

宣言下の大収穫

ナントカ宣言はまもなく解除と相成るらしいが、これが奏功するかと言うとあまり効果は期待できないし、そも宣言じたい、慣れきってしまった日本人にとってみればちょっとしたお小言に過ぎないのではないかという気もする。 そんな中にあって久々のシュミテン…

年始の注文品、数題

更新頻度がかなり落ちてしまったが、本を買う速度は徹底的に加速している。2020年中に購入した冊数は1057冊となり、過去最高数を記録した。平均額が714円、中央値が110円であることからわかる通り、いい本をしっかりした値段で買うというよりも、安物ばかり…

なおも2日目の収穫

シュミテンでは買いに買った。コレクターの先輩方や某通信編集長などにも「買うねぇ」と声をかけられつつ帰ったのだが、それはそれとしてフソウ事務所にも定期的に伺いたいというものである。 本を買うため、というよりも、サロン的な事務所に訪い、諸先輩方…

暖冬の明治本まつり

東京での感冒罹患者が増えに増えているなか、界隈ではシュミテンの開催が危ぶまれていた。この半年超の流れを見ていると、数日まえに急遽中止が決定、というのも決してありえない話ではないのである。 懸念を抱きつつも神保町へ赴くと、9時前だというのにす…

シュミテンに喉の渇きを癒す

感冒下にあって2度目のシュミテンである。先週の例に倣い、休みを取らずに睡眠不足の体に鞭打って神保町へ向かう。早めに行って9時くらいに整理券を受け取ろうと思ったのだが、列が伸びるばかりでなかなか扉は開かなかった。前回ので効果がイマイチだったか…

ミシン目のついた整理券

前回のシュミテンはギリギリの開催であった。あの直後にナントカ宣言が発令され、古書展はおろか、業者市まで中止と相成ってしまったのは、コレクターにとって悲痛以外の何物でもなかった。 あれから数か月を経て、都内の状況は再びあの頃に逆戻りの様相を呈…

感冒流行下の収穫

マスク買い占めの第一波が訪れたのは1月末の事であったと記憶している。それから2ヶ月が経ってコロナウィルスの猛威は留まるところを知らず、むしろ物資不足が日常的な問題となりつつあるあたり、スペイン風邪の頃からの進歩を感じられない。未知のウィルス…

明けて新年の収穫

図らずも久々の更新となった。 忙しい日々の中で、むろん古本だけは辛うじて買い繋いでいるものの、先月のマドテンも銀座松屋も欠席し、まだまだ古本者としては尻が青いことを露呈させるばかりの年末年始であった。 で、神保町それじたいは久々でもないが、…

冷たい雨を歩いて

シュミテン。しかし折悪しく雨であった。またようよう訪れた寒気が本格化しだしたところでもあり、寒いことこの上ない。 コーヒーを飲んで暖をとったのち9時半ジャストに到着すると、すでに列は開館の中に引き込まれていた。だからというわけでもないが、ふ…

朦朧の収穫

時間を切り売りしていくよりほかに生活を立てる術を持たない下等遊民とはいえ、さすがに余裕がなさすぎる感もある。今日のシュミテンに並ばぬわけにはいかなかったが、行きの電車ですでに眠気に襲われての参戦となった。 到着は9時20分くらいか。ざっと25人…

雨の駆け出し

異変に気付いたのは最寄りの駅に着いた直後であった。 ふだん利用している京王線の某駅、改札からやけに長い列が伸びている。路線が1本しか通っていない小さな駅であるから、これは明らかに異常な光景だ。嫌な予感を胸に改札前へ向かってみると、果たして「…

勘違いフライング

どういった思い違いなのか、自分でもよく分からないのだが、今日は朝の通勤ラッシュを心配せずに古書会館へ赴けるものという意識が働いていた。むろん、これは気のせいに過ぎず、中途半端な時刻に家を出てしまったが故に、堅実なるサラリーマンの方々と鮨詰…

無沙汰の突撃

久々のシュミテンである。ある筋からのタレコミによれば、今回のフソウさんの棚には著名な児童文学研究者の旧蔵書が並ぶとかいう話であったので、そんな好機はゆめゆめ見逃せぬとばかり、勇んで会場へ向かう。 しかし、この1週間マトモに睡眠をとれていなか…

大収穫祭

今日、11月23日は勤労感謝の日と呼ばれている。「感謝とか言ったってこちとら祝日も仕事だ」なんて人も少なくないだろうが、元は宮中祭祀の新嘗祭だそうだ。ともあれ下等なる遊民は暦の日付が赤かろうが白かろうが全く関係なく、徹夜明けの体で神保町へ向か…

しんどいシュミテン

雨、となれば比較的すいているように思われたシュミテンだが、私自身が電車の遅延に巻き込まれてはどうしようもない。ふだん使わないバスを利用したことも相まって、会場入りはギリギリとなってしまった。荷物を預けてのち、列の後ろのほうへ並びなおす経験…

出遅れのシュミテン

マドテンもさることながら、シュミテンにおける朝の混雑には辟易する。といって、私もその人混みの構成要員であるからして、天に唾を吐くのは止しておこう。 いつもより少し遅れて9時半すぎくらいに到着すると、ふだんなら会館前に蜷局を巻いているオジサマ…